こんにちは。
長さの測定では何らかの拡大を行っている場合がほとんどです。電気的に拡大を行っている長さの測定器を電気マイクロメータと呼んだりします。
今日は電気マイクロメータの中で差動変圧器と呼ばれるタイプのものについて記述していきます。
差動変圧器はインダクタンス変換式のマイクロメータとも呼ばれるので、インダクタンスとは何か確認します。
インダクタンスとは
導線をコイル状に巻いたものは磁気エネルギーを蓄える性質がある。この物体をインダクタ(inductor)とよび、その性質をインダクタンス(inductance)と呼びます。
ヘンリーとは
インダクタンスの式で出てくるヘンリーと何なのでしょうか?
1秒間に1アンペアの割合で変化する電流が流れるときに1ボルトの誘導起電力を生ずるコイルのインダクタンスをあらわします。
インダクタンスの単位 Hは、アメリカの物理学者Joseph Henryにちなむものなので、大文字のHで書きます。
レンツの法則
レンツの法則(Lenz’s Law)は、電磁誘導の原則を述べる法則の一つです。ハインリッヒ・レンツ(Heinrich Lenz)によって提唱されました。この法則は、電磁誘導により生じる電流が、その変化に対抗する向きで生じることを述べています。
具体的には、電磁誘導によって生じる電流は、その誘導を引き起こす変化に対して、その向きが変わることなく、その変化に対抗する向きを持つという法則です。これにより、電磁誘導による現象がエネルギー保存の法則に従うことが示唆されます。